pub:2015.6.8/upd:2016.8.3

IS-LM分析で金利と国民所得

国民所得の動向を予想

IS-LM分析の目的は、国民所得と利子率から影響を受ける2つの市場:財市場(投資と貯蓄の市場)、貨幣市場(貨幣の樹等と供給の市場)の関係を把握することにある。

IS-LM分析を使いこなせば、利子率と国民所得の今後の動向をロジックで予測することができる。以下その手法についてメモした。

  1. IS曲線とLM曲線を用いて関係性を可視化
  2. 財市場も貨幣市場も均衡する利子率と国民所得の値を均衡点として見出す

今後、金利と国民所得がアゲアゲの状態となることが予想される市場がアツくなるという予見を持つことはマクロ経済学の基本である。以下、IS曲線とLM曲線の読み方について簡単にまとめておく。

IS曲線

IS曲線とは、縦軸に利子率、横軸に国民所得をとり財市場の均衡点をプロットした曲線である。IはInvestment(投資)、SはSaving(貯蓄)を表す。利子率が高くなるほど貯蓄の割合が増加し、国民所得(=投資+消費)が減少するため、右肩下がりの曲線が基本系となる。

なお、財の需要が供給を上回ると財を調達しようとする気運の高まり、利子率と国民所得(=投資+消費)が高まる。実際の利子率と国民所得を確認した結果、IS曲線の左側にプロットされる場合は、需要が供給を上回っているので均衡点にむけて利子率と国民所得が上昇することが予測できる。(IS曲線の右側のエリアではそれと逆。)

LM曲線

LM曲線とは、縦軸に利子率、横軸に国民所得をとり貨幣市場の均衡点をプロットした曲線である。LはLiquidity(流動性)、MはMoney(貨幣)を表す。貨幣の需給が高い位置で均衡するほど、利子率も国民所得も増加するため、右肩上がりの曲線が基本系となる。

なお、貨幣の需要が供給を上回ると貨幣を調達しようとする気運が高まり、利子率と国民所得(=投資+消費)が減少する。実際の利子率と国民所得を確認した結果、LM曲線の左側にプロットされる場合は、需要が供給を上回っているので均衡点にむけて利子率と国民所得が減少することが予測できる。(LM曲線の左側のエリアではそれと逆。)

REFERENCE

Leave a Reply

Your email address will not be published.