pub:2015.7.17/upd:2016.8.3

B/SとP/Lを用いた収益性・効率性・安全性の分析

経営の安全性は支払い能力と財務の健全性から評価できる

ウンコでも理解できるように書いておいたつもり。

貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)とは?

貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)は、それぞれ会社法によって株式会社対して事業年度ごとの公開が義務付けられている財務諸表の1つ。

B/Sからは資本、負債、純利益、P/Lからは収益と費用と利益がわかる。
会社法で義務付けられたフォーマットでつくらて、決算の時に発表される。

B/SやP/Lの発表は株価に強い影響を与えるので、こわごわな事件も起こる。
事実、これらの情報を人よりも早く知ることができたり、粉飾して株価を思い通りに動かすことができれば、キーパーソンと懇意になるために死ぬほど金を使ったり、殺し屋を数人雇うぐらいのコストは簡単に回収できるってこと。ヒャッハー。

収益性分析

収益獲得能力を評価する指標について。

総資本利益率

総資本営業利益率[%] = 営業利益 / 総資本

「営業利益」/「総資本」のように指標名の中で先に来たほうが分母になる。「総資本」とはB/Sの資産の一番下の合計、いわゆるボトムラインのこと。

株主資本利益率

株主資本利益率 = 営業利益 / 株主資本

効率性

資本の効率的な利用状況を評価する指標について。

総資本回転率

総資本回転率[回] = 売上高 / 総資本

「回転率」いう指標では、分子が「売上高」を表す。
明らかに率を表す指標なのになんで単位が[回]なのか、「総資本売上率[%]」でよくね? という疑問が湧くが軽くググッた限りでは理由はわからなかった。

考えた人の頭は回っていなかったのだと勝手に思っている。

売上債権回転率

売上債権回転率 = 売上 / 売上債権

有形固定資産回転率

有形固定資産回転率 = 売上 / 有形固定資産

安全性

財務会計の世界では「負債」と「固定資産」が多い状態を基本的には悪い状態と捉える。

「負債」が大きいということは「払うべきお金を払っていない」ということで、「固定資産」は「簡単にはお金に変えられない」ということ。必要であれば仕方がないが、どちらかといえば「流動資産」として持っておいたほうがいいということ。

なお「流動」とは「短期間のうちに変化する性質」のことで、「固定」はその逆。

お約束の注釈

  • 事業内容が優れていれば、利子を払ってお金を借りてでも資金を投入したほうが、利益が大きくできるので負債が大きいことが一概に悪と言えない。(ex.完売必至の商品開発したけどお金なくて広告出せない。)
  • 税金のことを考えると、流動・固定の区別なく「資本を持つ」ということ自体が利益を減らす原因になる。「利益に貢献しない資本は専有するな」というのが国の方針と考えれば良い。

短期の安全性

流動比率

流動比率[%] = 流動資産 / 流動負債

「比率」ときたら、「資本の一部」/「負債 or 純資産の一部」

流動資産
流動資産 = 現金及び預金 + 売掛金 + 売買目的有価証券 + 棚卸資産

B/Sの左上の方に固まってる奴らのことです。

流動負債
流動負債 = 支払手形 + 売掛金 + 短期借入金

当座比率

当座比率 = 当座資産 / 当座負債

「当座」というのは「動かそうと思えば、すぐに動かせる」という意味。現金、証券、債権など。

当座資産
流動資産 = 現金及び預金 + 売掛金 + 売買目的有価証券

当座資産はB/Sの左上の方に固まってる奴らのこと。流動資産と異なり、棚卸資産を含まない。

当座負債
流動負債 = 当座負債

当座負債はB/Sの右上の方に固まってる奴らのことです。流動負債と同じ。

長期

固定比率

固定比率 = 固定資本 / 純資産

固定資本は元をとるのに時間がかかるので、なるべくは純資産のような「この事業のために投入したお金なんだ」という色が明確な資本によって賄われている方が安心。そんな空気を見る指標です。
固定資産を(悪)なので低いほうが良い事業です。

固定長期適合率

固定長期適合率 = 固定資本 / ( 固定負債 + 純資産 )

「適合率」とはどの部分に割り当てられているかということです。
固定資産を(悪)なので低いほうが良い事業です。

資金構造のバランス

自己資本比率

自己資本比率 = 純資産 / 総資本

負債比率

負債比率 = 負債 / 総資本

実際に読んでみよう

当座比率

流動比率 = 当座負債 / 流動負債

当座資産

現金及び預金 + 売掛金 + 売買目的有価証券

流動負債

支払手形 + 買掛金 + 短期借入金

流動比率

B/Sから算出できる指標。短期的な返済が要求される負債に対応して、どれだけの資本の蓄えがあるかを評価する際に用いる。

流動比率 = 流動資産 / 流動負債

B/Sにおける流動資産

現金及び預金 + 売掛金 + 売買目的有価証券 + 棚卸資産 + 棚卸資産

B/Sにおける流動負債

支払手形 + 売掛金 + 短期借入金

長期の安全性分析に用いる比率

固定長期適合率

固定定期適合率 = 固定資産 / ( 固定負債 + 純資産 )

固定資産

建物 + 機械装置 + 土地 + 投資有価証券

固定負債

長期借入金(1年以上の返済期限のある負債)

純資産

資本金 + 資本剰余金 + 利益剰余金

自己資金と借入資金の構造の分析に用いる比率

負債比率

負債比率 = 負債 / 純資産

負債

支払手形 + 買掛金 + 短期借入金 + 長期借入金

損益分岐点分析

固定費と変動費

損益分岐点分析売上高

これ以上売上がないと赤字になるよということ。
売上高というのは以外に重要。費用のうち、製造、販売費や一般管理費も含む。

1. 損益分岐点売上高 = 変動費 + 固定費
2. 損益分岐点売上高 = 限界利益率 × 損益分岐点売上高 + 固定費

限界利益率

限界利益率 = 限界利益 / 売上高

限界利益

限界利益 = 売上高 – 変動費
変動費率
変動費率 = 変動費 / 売上高

なぜか、売上高変動費率とは呼ばれない!(固定費+変動費)を持ってこないようにしよう。

損益分岐点比率

損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 / 売上高

安全余裕率

安全余裕率 = 100 – 損益分岐点利率

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー

計算書

どっちもP/Lをもとにして作る
あれだ。

基本的には間接法。

間接法

税引き前当期純利益をトップラインにして計算する方法。P/Lの基本的な構造は売上に始まって各種費用を減産して利益算出することである。
税引前当期純利益は各種費用はキャッシュフローを伴っているのかに着目して算出された値ではないよ。

例えば

  • 原価償却費
  • 引当金

直接法

キャッシュフローを行う

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