pub:2015.12.2/upd:2016.8.3

【要約】外資系コンサルの仕事を片付ける技術

仕事は小分けに

カタにはめる (小分けにする)

仕事は小分けにしてから取り掛かる。以下3つのステップを経ることで仕事を小分けにし、具体的作業として設計することができる。

  1. 目的を見据える : アウトプットの必要十分ラインを箇条書きで表現する
  2. 中身を知る : 表現された目的をMECEなロジックツリーで作業単位まで分解する
  3. 順序を整える : 各作業単位のInputとOutputを整理して、チェイン元に作業順序を定める

この一連の作業が「カタにはめる」ということである。

仕事のタグ付け

カタにはめられた仕事は以下の4つの分類でタグ付けすることができる。

  1. 聴く
  2. 伝える
  3. 段取る
  4. 動かす

それぞれの分類についての能力を高めていくことで、仕事の遂行能力を獲得できる。つまり、仕事のカタには4種類が存在し、それぞれの種類に求められる能力を身につけることで効率的に仕事をこなすことができるようになるということである。

タグ1 : 聴く

アクティブリスニングの技術を駆使して、必要な情報と相手の意図を整理する。聴く仕事を遂行するときには以下の点を心がける。

  1. 相手の言い分は受け入れて、情報を提供しやすい雰囲気を作る
  2. 「うなずき」と「繰り返し」で相手の意図の確認と情報整理を行う
  3. 「自分の想定に当てはまる意見を引き出す姿勢」とならないようにする

聴く力を高める技

紹介されていた技の一部を列挙しておく。

  1. 5W2Hを想定した質問
  2. 質問に正面から答える
  3. 「事実や論理的な考察」と「感想や推測」を区別する
  4. 情報は問題、課題、リスクに分類する

タグ2 : 伝える

Premise(前提) Asuumption(仮定) Conlcusion(結論)について、相手の理解と自分の理解が十分なレベルになるまでコミュニケーションを続ける。伝える仕事を遂行するときには以下の点を心がける。

  1. 最終的な目的を明確に共有する
  2. 前提と仮定から結論が生まれる構造を明確に意識する
  3. 結論は前提と共に示す

伝える力を高める技

紹介されていた技の一部を列挙しておく。

  1. リアクションを先読みした情報提示
  2. 制約と想定している改善の方向性を示す
  3. 見出しとメッセージラインを組み合わせたアウトラインを構成

タグ3 : 段取る

GTDを駆使する。段取る仕事を遂行するときには以下の点を心がける。

  1. 仕事は作業に分解してから取り掛かる
  2. 時間のかからない依頼は即対応
  3. 取り組む順序を定める
  4. デジタルとアナログを使い分けて活用する

段取る力を高める技

紹介されていた技の一部を列挙しておく。

  1. Todoは毎日更新する
  2. 倍の時間を見積もる
  3. 資料はスケルトン、ドラフトの段階でレビューを入れる
  4. 10分調べてダメなら人に聞く
  5. 何度もやることはルーチン化する

タグ4 : 動かす

交渉相手のBATNA(交渉決裂時に取られる次善策) ZOPA(協力可能な範囲) KOF(絶対に受け入れられないという条件)を的確に把握し、依頼する。動かす仕事を遂行するときには以下の点を心がける。

  1. 反対意見を確認し事前に対策
  2. 受け入れ可能な落とし所を探る
  3. ハイボールをなげて相手の出方を探る

動かす力を高める技

紹介されていた技の一部を列挙しておく。

  1. 職権が高い順に打ち合わせる
  2. キーパーソンのBATONA ZOPA KOFを見極めて最大限の要求をしてみる
  3. 上司目線でやるべきことを考える
  4. 相手の意見をベースにする
  5. 結論は言わせる

プロフェッショナリズムと成長

自身が成長させ、選ばれる存在としていくためには仕事のアウトプットの価値を高めていく必要がある。

仕事の付加価値を高める技

紹介されていた技の一部を列挙しておく。

  1. 「できません」はNG。「XXX」という条件ならできますという考える
  2. 情報は覚えず、取り出し方を覚える
  3. 担当者未確定の仕事を率先して引き受ける
  4. 理由を添えて相手を褒める
  5. 基本的にロケットスタートを狙う

キャリア別ロールモデル

優秀な社員に求められる能力は、キャリアによって異なる。

新入社員

優秀な作業者。相手から必要十分な情報を収集し、必要十分な理解を促す。

中堅社員(5年目)

実務の推進役。全体観をもって仕事に取り組み、問題の本質とリスクについて理解し、意思決定の舵取りを行う。

ベテラン社員(10年目)

組織のパフォーマンスを引き出す。相手の性格や思惑に配慮してメンバの自主性を促し、組織を導く。

REFERENCE

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