pub:2016.7.29/upd:2016.8.4

Wikipediaを駆動するコミュニティの力

「ウィキペディア・レボリューション 世界最大の百科事典はいかにして生まれたか」より

Wikipediaにはトップダウン型の指揮系統は存在せず、創発によって作られている。この構造はシンプルな環境とルールによっては維持されている。

ユーザが置かれた環境

ユーザが環境から獲得できる情報は主に以下のものがある。

  • 最近更新したページ
  • 記事の編集履歴
  • ウォッチリスト

ユーザが守るべきルール

  • 中立的な観点を保つ
  • 善意にとる
  • 新規参加者をいじめない

根本精神「大胆になれ」

編集は無限の差し戻しが可能である。そのためユーザは誰かに伺いを立てずとも編集に参加することができる。
この機能が、まずやってみることが推奨される風土を支えている

削除権限、編集ロック権限の扱い

許された管理者のみがページを削除できる。(記事自体が削除されると差し戻せないため。)
また、編集ロック権限も同等の扱いである。

ボットによる編集

ボットによって句読点の処理などが画一的に編集される。このような編集にも基本的には寛容である。

ユーザの獲得する報酬

ネットワーク・コモンズの第一人者、ヨハイ・ベンクラー氏の分析によれば、
Wikipediaの編集者は、金銭的な報酬に変わって以下の報酬にモチベートされていると言われる。

  • 社会心理学的報酬(他人とのつながり)
  • 作業に対する快楽主義的な自己満足

REFERENCE

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