pub:2015.7.12/upd:2016.8.3

ケインズ経済学 VS 新古典派経済学 VS その他の学派

ケインズ経済学と新古典派経済学の対比

各学派の概要と基本的な考え方について簡単にまとめた。

ケインズ経済学の概要

政府が積極的に財政政策を行うことで需要を管理し、景気、雇用水準、生産水準などを維持しようした学派である。市場では先に需要が決定し、供給量の調整によって均衡がおこるものと考える。「雇用・利子および貨幣の一般理論」を著したジョン・メイナード・ケインズ(英:Jhon Maynard Keynes)の理論を元としている。

ケインズ経済学の研究者や論者はケイジアンと呼ばれる。彼らの行う、需要の調整のために行う財政政策のことをファインチューニングと呼ぶ。

軸となる理論

  • 貨幣について : 流動性選好説

代表的な学者と理論

  • ジョン・メイナード・ケインズ (英:Jhon Maynard Keynes) 有効需要原理
  • フランコ・モディリアーニ (英:Franco Modigliani) ライフサイクル仮説
  • ジェームズ・デューゼンベリー (英:James Stemble Duesenberry) デモンストレーション効果・空間的総体所得仮説、ラチエット効果・時間的相対所得仮説
  • アルバン・ウィリアム・フィリップス (英:Alban William Housego Phillips) フィリップス曲線

新古典派経済学の概要

財政政策は最小限に抑え、貨幣供給量を安定させるための金融政策を重視する考え方。すなわち小さな政府を理想とする学派である。市場では需要と供給の均衡が価格によって適切にたもたれるものと考える。中心的な役割を果たした学者としてノーベル経済学章を受賞したミルトン・フリードマン (英:Milton Friedman) がいる。

新古典派経済学の研究者や論者は一般にマネタリストと呼ばれている。

軸となる理論

  • 貨幣について : 貨幣数量説

代表的な学者と理論

  • ミルトン・フリードマン (英:Milton Friedman) 恒常所得仮説
  • アーサー・セシル・ピグー (英:Arthur Cecil Pigou) ピグー効果
  • フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク(独: Friedrich August von Hayek)

その他の学派

ケインズ派にも新古典派にも属さない学派のうち、著名なものを以下にまとめておく。

サプライサイド経済学

市場において先に供給が決定し需要量と均衡がおこるものと考える学説。その実践として、アメリカ合衆国代40代大統領ロナルド・レーガン (英:Ronald Reagan) が推進したレーガノミクスが有名。

新制度主義経済学

限定合理性を持つ人間と社会制度や規範との関係性を基礎として構築する学派。人間の限定合理性を経済学に適用したノーベル経済学賞受賞者オリバー・ウィリアムソン (英:Oliver Eaton Williamson) が有名。

REFERENCE

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