pub:2016.2.10/upd:2016.8.5

【講義要約】認知心理学のプロフィール 認知心理学#1 (放送大学)

放送大学。私も大ファンです。

認知心理学とは何か?

認知心理学は科学的な方法を用いて、人間の認知の仕組みを解明しようとする心理学である。

心理学には「基礎的な心理学」と「実践的な心理学」の系譜があり、認知心理学は現代の心理学において「基礎的な心理学」の中核を担っている。

認知とは何か?

認知とは「人間が外界の出来事を知ること」である。

認知心理学と概念装置

概念装置とは「認知のための道具立て」のことである。例えば、古代の人々は自然現象を神として擬人化し、人との類比によって認知を可能とした。このケースでは自然現象を認知するために、人が概念装置として使われたということになる。

精神活動と概念装置

何かを認知するための概念装置として用いるには「すでに認知された何か」との類似性が必要となる。

行動主義の心理学、認知心理学、進化心理学 における概念装置

認知心理学以前に主流であった行動主義の心理学おいては、「刺戟-反応連合」が概念装置として機能した。パブロフの犬の実験のように、人の精神活動も「刺戟があり、反応があるもの」とモデル化され、研究が進められていた。

その後コンピュータが登場し、コンピュータの情報処理の仕組みを概念装置とした心理学として認知心理学が生まれた。例えば、マジックナンバー7理論はコンピュータのメモリの仕組みとの類比によって理解される。

さらに現代では、生物が環境に適応しながら生存繁栄するための進化の仕組みを概念装置として、進化心理学も台頭してきた。認知心理学が「どのように認知が起こるか?」からアプローチするのに対して、進化心理学は「なぜ認知が起こるのか?」からアプローチするというように、そのスタンスには違いがある。

REFERENCE

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