pub:2015.12.4/upd:2016.8.7

【要約】「レジリエンス」の鍛え方

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視!

どんな分野においても無気力は最大の敵となる。
心理学の力を借りれば、「モチベーションの維持」という課題の負担感を軽減することができる。

実は著者とは縁あって知り合いだが、
身内贔屓を抜きにしても、万人におすすめしたいビジネス心理学の良書。

レジリエンスを学ぶ前に

精神の理想状態は以下の状態を保つことにある。

  • 現実の直視
  • 柔軟で合理的な思考

学習された無力感

無気力の根源となる無力感は、学習によって獲得される。
学習は以下のプロセスを経ることで起こる。

  1. 不快な体験が起こる
  2. 不快な体験が起こる状況を自分ではコントロール出来ないと認識する
  3. 無力感が学習される

失敗と無力感

失敗をきっかけとした学習性無力感(挫折)は以下のプロセスによって発生する。

  1. 不快な体験によってネガティブな感情が発生する
  2. ネガティブな感情が過剰に繰り返される
  3. 不快な体験につながる可能性がある行動が回避される
  4. 行動ないため状況が変化せず、無力感が学習される。

失敗から無気力に陥るのではなく、教訓を学ぶこと。

失敗の分類

  • 予防可能な失敗 : 仕組みを作りこむことで回避可能な失敗
  • 不可避な失敗 : 原理的にコントロール不能な要因による失敗
  • 知的な失敗 : 実験的な試みによる失敗

ネガティブな感情との付き合い方

ネガティブな感情が行動の回避につながることがないようにセルフケアをしていくこと。

その日のうちの解消

ネガティブな感情を認識したら放置せず、早急に解消する。
例えば以下のような方法であれば仕事の合間や休憩時間にも手軽に行うことが出来る。

  • 運動
  • 音楽
  • 深呼吸
  • 書き出す

体験 -> 思い込み -> 反応

人間は現実世界の中で、「体験 -> 思い込み -> 反応」を繰り返すことで行動していく。
感情は思い込みの段階で起こる。

感情の原因となる思い込み

  • 怒り 権利が侵害がされたという思い込み
  • 不安 将来の脅威があるという思い込み
  • 悲しみ 損失の存在があったという思い込み
  • 失望 期待は実現しないという思い込み
  • 恥ずかしさ 賛同を得られないという思い込み
  • 申し訳ない 権利を侵害したとという思い込み

思い込みを手なづける

自身の中には本来の自分ではない「思い込み犬」が存在していると考える。
「犬の声は自分自身の声ではない」と捉えることを習慣として、犬をなだめるように接する。

  • 批判犬 彼等が悪い!
  • 正義犬 不公平だ!
  • 負け犬 自分は役に立たない
  • あきらめ犬 うまくいかない
  • 心配犬 私にはできない
  • 謝り犬 私が悪い
  • 無関心犬 どうでもいい

科学的に自信を養う

自信とは、自己効力感すなわち、自分ならできるという感覚のことである。
自信は以下の方法で身につけることが出来る。

  • 実体験 : これまでも成功してきたという体験
  • おてほん : ロールモデルの存在
  • 励まし : 他人からの暗示や励まし
  • ムード : 気分の高揚感。音楽を聞いたり趣味をすることで高められる

弱いところを直すよりも、強いところを活かす方が成功の実体験が容易であるので、自信に繋がりやすい。
そのため、自分の強みを承知して伸ばしておく必要がある。

また、励ましを与えてくれたりムード作りに協力してくれる仲間やパートナーを持つことが自信にもにつながっていく。

ポジティブな感情を養う

積極的に感謝の気持ちを持つようにすることでポジティブな感情を養うことができる。
感謝には恵まれているものに目がいくようになり、自らの強みや環境を有効に活用していけるようになる副作用もある。

また、感謝されれば相手もうれしいものである。

手痛い体験から学ぶ

結局のところ、人間は修羅場でしか大きく成長しえないと知る。

REFERENCE

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